農業専門誌Mundoagro web版『マキベリーの収穫、機械化実現に向けて』

農業専門誌Mundagro(ムンドアグロ)web版2018年1月15日に掲載された、マキベリーに関する記事の紹介。

mundoagro_mecanizacion_maquiberry_2018_01_15
“マキベリーの収穫、機械化実現に向けて”

 農業イノベーション基金(FIA)は、マキベリーの生産量増加と持続的な収穫を可能にする栽培方法に関する研究・開発プロジェクトに取り組んでいる。

 マキベリーは、果実に含まれる高い栄養価と健康機能性の高さから、近年需要が大きく増加しているチリ特産の果物である。
 農業イノベーション基金の後援により実施された調査によると、過去3年間の冷凍および加工済みマキベリーの輸出額は、2014年の118万米ドルから2016年の990万米ドルに増加している。

 とはいえ、マキベリーのこの堅調な需要に応えつつ、さらに生産者の利益も確保していくためには技術導入が必要である、と同基金のレネ・マルトレル氏は語る。
 「このプロジェクトを通じて、マキベリーの栽培と収穫までの一連のプロセスを管理し、さらに収穫に機械を導入することで経済的持続性のあるものとするための“情報化”に力を入れていくことが目標です。」

(『MUNDOAGRO』 web版,2018年1月15日号に掲載の記事を翻訳)

農業イノベーション基金(FIA)による同プロジェクトに関する概要

プロジェクト名
マキベリーの産業的人工栽培の実現のための、収穫機導入による収益性の高い近代的生産モデルの開発
実施場所:
マウレ州
目的:
マキベリーの生産力向上のための、機械を用いた果実収穫を実現する生産モデルの設計と実践
具体的な目標:
– マキべリーの栽培と生態研究を行うためのパイロット農園の設計と実践
観察・記録・干渉・操作による研究、定植の間隔や並べ方、間引き方法などの実験、機械を用いた収穫にふさわしい栽培方法の選定などを行うパイロット農園の設計と実践。

– 実験、評価および機械化導入に必要なテスト
収穫量、品質、生産コストの観点に基づいた各種実験と評価を行う。
手作業と比して作業能率を高める収穫機械の導入実験および評価。

– マキベリー生産の収益モデルの確立
生産コスト、収穫量、果実の市場価格の記録と分析を行いマキベリーの商業的生産の収益モデルを確立する。

– マキベリー果実の加工方法の確立:果実乾燥機によるドライ加工、果実ピューレ製造
マキベリーの果実が持つ栄養素を失わずに加工を可能にする、二つの新たな加工方法についての研究を行う。国内市場および海外市場に向けてのビジネス化を目指す。